社会貢献 SOCIAL

パリミキでは下記のような社会貢献活動へ取り組んでいます。

被災地への支援活動

被災地への支援活動
被災地への支援活動

目の前のお客様が困っていることを見過ごさず耳を傾ける、という教育を受けた社員だからこそ、全てはその想いからスタートしています。30年前の普賢岳大火砕流による大災害で慌てて避難した多くの方々が眼鏡を失くし、新聞も読めず災害下では情報格差が深刻だったため、簡易的に合わせた眼鏡を無償提供したのが最初でした。この支援活動から学び、その後全国から集めた長期在庫の商品やメーカーに協力頂いたレンズを使い、緊急支援用メガネとして様々な度数に対応したメガネ一式を備蓄するようになりました。その後も研修生としてインドネシアから受け容れていたご縁もあり、ジャワ島中部地震や、フィリピンからのお客様とのご縁でレイテ島大型台風災害時の支援活動に繋がるなど、社員から自主的に声をあげ行動をおこす社風が醸成されております。普段の生活での視力の必要性を十分に理解したパリミキだからこそ、お困りの方々がいれば私たちに出来ることを行うのが自然な行動指針となっております。

過去の支援

  • 1991年 6月 島原雲仙普賢岳・大火砕流災害

    1991年 6月

    島原雲仙普賢岳 大火砕流災害

  • 1995年 1月 阪神淡路大震災

    1995年 1月

    阪神淡路大震災

  • 2006年 5月 ジャワ島中部地震

    2006年 5月

    インドネシア ジャワ島中部地震

  • 2007年 7月 新潟中越沖地震

    2007年 7月

    新潟中越沖地震

  • 2009年 8月 佐用豪雨災害

    2009年 8月

    佐用豪雨災害

  • 2011年 3月 東日本大震災

    2011年 3月

    東日本大震災

  • 2013年 11月 フィリピン 台風30号

    2013年 11月

    フィリピン 台風30号

  • 2014年 8月 広島土砂災害

    2014年 8月

    広島土砂災害

海外支援とメディカル

<中国>

パリミキが初めて中国へ進出したのは1991年、それは上海大学に眼鏡光学部を設立したことから始まります。当時の中国においては全てが国有企業、小売はあくまでも物売り、接客も必要最低限でした。接客サービスという概念のない当時の中国にパリミキが貢献できることは、まず上海大学の先生を日本の眼鏡専門学校にお招きし、教育者を養成してからようやく上海大学内に眼鏡学部を設立するに至りました。卒業生の多くが今や中国内でコンタクトレンズ、眼鏡業界を牽引する人物となりました。上海大学で専門的な知識や技術を身につけた人材を育てるところから始めてようやく辿り着いた一店舗目のオープンには、政府関係者や多くのお客様が殺到され、当時の新聞やニュースにも取り上げられました。

中国・上海大学への眼鏡光学技術協力発表会.
上海大学内に眼鏡学部を設立

<ベトナム>

赤ひげ先生と呼ばれる服部匡志医師は、年の半分を日本で医療に従事し、それを元に年の半分をベトナムにおける地方の貧困層に対し、無償で白内障手術をするボランティア活動を長年続けています。パリミキはその服部医師の活動支援とベトナム眼科医療の発展を目指し、2014年ベトナムハノイ市に日本国際眼科病院を設立しました。都心部にあるその病院では、様々な眼科治療活動の他、高度医療の技術継承を根底に、東南アジアにおける高度人材育成の場ともなっており、今ではアジアで最高のICL手術を行う医師がいる病院として表彰されるまでになっております。

服部匡志医師
ICL手術を行う医師

<フィリピン>

2013年11月に、フィリピンを襲った近年最大級の大型台風は、特にレイテ島で多くの死者行方不明者を出しました。国からの救援や支援などが非常に難しい状況にあると、当時新宿センタービル店をご愛顧頂いていたフィリピン人のお客様から耳にした社員が人事に掛け合い、パリミキとしてできる事「メガネの支援活動」を行うことになりました。メガネよりも医療が先ということもあり、民間企業としての立ち入りは難しかったものの、現地のボランティア医師団に同行が許可され、メガネを失って情報盲(メガネが無いことで、新聞が読めない、遠くが見えずに出歩けないなど)に陥っている方々に災害支援メガネを配布することが出来ました。その後も、継続したボランティア活動と、医師団参加メンバーとの交流がご縁となり、2015年秋、フィリピンマニラ市に日系では初の眼鏡小売店を出店するに至りました。医師との交流がきっかけになったこともあり、常駐や提携医師によるEye screening(眼内検査)を行うことで、効果的な機能性レンズの提案だけでなく、未病の概念でお客様の健康を全面的にサポートできる体制作りに取り組んでおります。Vision test(視力測定)を超えたEye screening(眼内検査)を行うには、社員の知識の成熟度と医師との提携、法制度の緩和なども必要ですが、今ではタイ、中国にも拡げております。

フィリピンレイテ島
インドネシアジャワ島

スリランカに愛を

スリランカへ眼鏡を寄贈

スリランカと日本の歴史上の関係性は深く、敗戦後の日本が国際社会に復帰する道筋を開いてくれたのが後のスリランカ大統領ジャヤワルダナ氏でした。ジャヤワルダナ氏が他界するときの遺志で、片眼はスリランカ人に、もう片眼は日本人に角膜移植されました。それ以来、日本で行う角膜移植の角膜(眼)の主な提供元でもあるスリランカに、お客様から要らなくなったメガネを預かり、リメイクしたメガネを贈り届ける活動を始めました。パリミキとお客様の会「ぬうびじょんくらぶ」で1991年から開始し、これまでに寄贈したメガネは55,000本にまでなっています。